演習に必要な事項はEmacsの使い方にまとめてあるので適時参照すること. (早見表)
ファイル名には拡張子を付ける. 拡張子はピリオドから始まり,目的とするファイル形式や用途に応じて決められている.
ファイル名の例 | 拡張子 | 種別 | |
---|---|---|---|
テキスト | mytextfile.txt | .txt | プレインテキスト |
index.html | .html | HTMLファイル | |
report.tex | .tex | TeXファイル | |
画像 | myphoto.jpg | .jpg | JPEG形式 |
house.gif | .gif | GIF形式 |
表のように,ファイル内容や形式によって定められた拡張子をつけることが必要である.
目次へ
$ emacs mytextfile.txt &このとき,開いたエディタウィンドウのモードラインにファイル名が書かれていることに注意せよ.
途中で,エディタウィンドウ上段の[Files]メニューをクリックして,[Save Buffer]までドラッグしてマウスボタンを離し,入力したバッファ内容をファイル[mytextfile.txt]に保存せよ.
保存するにはC-x C-sを押す. C-xとは,Controllキーを押しながら,小文字のxを押すというキーボード操作である.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ The network access to foreign countries (especially those which may have restrictions placed upon the information which can legally be sent to them) which is now possible through CREN networks places significant legal responsibilities on CREN Members and Affiliates to ensure that they do not violate federal law by transmitting material to such foreign countries whic his not allowed under current law and federal policy. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目次へ
$ emacs &このとき,開いたエディタウィンドウのモードラインにバッファ名として *scratch* が書かれていることに注意する.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 電子総合研究所(現:産業技術総合研究所)の半田剣一氏らはEmacsを日本語化 したNEmacsを開発し,さらに各国語を混在して使えるように多国語対応にした Muleを開発した.その後,Muleの多国語機能のKnow-Howを生かす形で,本家 のEmacsが多国語対応となった. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Write file: ~/secondtext.txt■ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このとき,ミニバッファ内にある文字列「 ~/」は消さないこと.
C-x C-w
を入力する. ファイル名として,thirdtext.txt と名づけよ.
目次へ
コマンド lsは,ファイル・ディレクトリを一覧するUNIXのコマンドである.
$ lsどのような結果が返ってきたかを詳細に観測し,その意味を考えてみよう.
$ cat mytextfile.txt および $ cat secondtext.txt さらに $ cat thirdtext.txtを実行し,ファイルの中身を確認せよ.
以降,エディタやWebブラウザなどによってファイルを保存した後には,かならずコマンド ls によってファイルの存在を確かめること. 逆に,何か作業を行う前には,手元にあるファイル・ディレクトリの一覧を表示してから行うようにすること.
$ ls ..この結果は何を意味するのか考えてみよ.
UNIXを利用してときには利用者はどこかのディレクトリ[Directory](パソコン用語ではフォルダ[Folder])内に『居る』ことになっている. ディレクトリとは,家の中のように区切られている部屋のことである.
では,今現在どこにいるのか. 利用者が現在がいる部屋,つまり今居る作業部屋をワーキング・ディレクトリといい,ワーキングディレクトリを知るUNIXコマンドがpwd(print working directory)であり,次のように使う.
$ pwdこの結果として
/home/sys12/s12999zzのようなメッセージが返ってくる.この意味は,現在のワーキングディレクトリが
ことを示している. このように部屋の中に部屋がある,つまりディレクトリの中にディレクトリがあることをディレクトリの階層構造という.
- まず/home/という部屋の中にある
- その中のsys12/という部屋の中にある
- その中のs12999zz/という部屋である
ログインした直後に居るワーキングディレクトリをホームディレクトリ(あるいは単にホーム)という.
$ emacs &エディタウィンドウに,学生番号と氏名を1行目に 電子メールアドレスを次の行に入力し,さらに2回改行する (すると,テキストカーソルは5行目の先頭にある).
$ ls
するとミニバッファは,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Insert file: ~/■ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━となっているので,カーソル位置に挿入するテキストファイル名 mytextfile.txt を入力してEnterを押す.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Write file: ~/■ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━に保存すべきファイル名 fourthtext.txt を入力する.