ファイルの印刷

UNIXシステムを使ってポストスクリプトプリンタから出力する

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テキストファイルの印刷
ポストスクリプトファイルの印刷

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テキストファイルの印刷

テキストファイルとは,エディタで編集可能な`文字'からなるファイルでcat,moreやlessでその内容が表示できるファイルである. HTML文書(拡張子 .html),LaTeX文書(拡張子 .tex)やJAVAプログラムファイル(拡張子 .java)などはテキストファイルである.

テキストファイルの内容をPostscriptプリンタで印刷するには,ASCII文字や漢字をPostscriptに変換してプリンタに送り込む必要がある.

テキストファイルをPostscriptに変換するためのプログラム(Ascii To Postscript)はいくつか知られている. コマンドmpageはその一つである. (システムによってはa2ps, k2psというコマンドとなっているものもある。)

テキストファイル,たとえばreport.texの内容をPostscriptプリンタから印刷するには次のようにする.


$ nkf -e report.tex | mpage -2 | lpr

もしくは

$ nkf -e report.tex | mpage -1 | lpr

ここで-1オプションで,A4用紙を縦に使うことを指定している. 一方、-2オプションはA4用紙を横にして(landscape)2段組に印刷される. オプションをつけなければA4用紙を横にして4段組に印刷される. 字が細かくてもよい場合や多くの文字数があるファイルの印刷に向いている. 尚、文字コードの関係で文字化けを起こさないように nkf というツールを使用している.

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ポストスクリプトファイルの印刷

ポストスクリプト ファイルの拡張子は『.ps』や『.eps』などである. インターネットとくにUNIXでは画像ファイルはポストスクリプトファイルとして提供されることが多い. また,LaTeXシステムで作成したDVIファイルもポストスクリプト形式に変換して提供されることがある.

ポストスクリプトファイル,たとえば report.ps をポストスクリプトプリンタから出力するには次のようにする.


$ lpr report.ps

単にPSファイルを直接lprに渡すだけである. ポストスクリプトファイルをモニタ上で見るには次のようにしてGhostscriptを起動する.


$ gs report.ps

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mizutani
ohmi (加筆修正 2002年5月13日)