視力回復音楽および視力回復図形による視力回復効果の検証 [東京情報大学] [西村ゼミ卒業論文概要集] [年度ごとの一覧]
2021年度西村ゼミ卒業論文
視力回復音楽および視力回復図形による視力回復効果の検証

この実験の目的は視力回復音楽の効果検証及び、視力回復図形との効果を比べることである。実験方法は書籍に書かれていた内容を参考にした。音楽は自分が心地よいと思う音量で、スピーカーと顔の距離は30cm程で目を閉じ、再生する方法である。時間は1日約10分でメガネやコンタクトレンズは外す。図形はガボールパッチを使用し、同じ絵柄のガボールパッチを探すという方法である。図形と顔の距離は40cm程で、明るい場所で行う。時間は1日30秒でメガネやコンタクトレンズはつけたまま行う。この実験を前期に3週間、後期に3週間行ってもらい、前期に音楽だった人は後期に図形を、前期に図形だった人は後期に音楽を行ってもらった。実験期間の冒頭と、1週間経過ごとに視力検査を行い、視力検査の前に視力が上がったように感じたか、後に目についてと実験の印象についてのアンケートを行った。

実験の結果は、視力回復音楽では統計的に回復効果を得られなかった。視力回復図形では統計的に回復効果を得られることができ、効果を比べるという目的の結果は図形のほうが回復効果ありという結果になった。

この実験の反省点はより多くの被験者を対象とすることができれば、視力が悪い被験者と良い被験者で分けることができ、元々の視力に応じた回復傾向を調べられたことである。