教室間の遮音特性について -メディアデザインルームとメディアサブホールの場合- [東京情報大学] [西村ゼミ卒業論文概要集] [年度ごとの一覧]
2020年度西村ゼミ卒業論文
教室間の遮音特性について -メディアデザインルームとメディアサブホールの場合-

現在の世の中では様々な場所で音はいろいろ便利なことに使われている。その一方で騒音等音による問題も増えている。そのなかで、自分が学校で授業を受けている最中に隣の教室の音が聞こえたのが気になったため、学校の教室の壁の遮音レベルを調べることにした。今回はメディアサブホールからメディアデザインルームへの遮音特性を調べることにした。

現在コロナウイルスの影響で大学には簡単に行けないため、測定方法の確認のため自宅で仮実験を行うことにした。

研究方法としてメディアサブホールでスピーカーからバンドノイズを再生し、両方の部屋で騒音計を使って計測、そのデータを用いてメディアサブホールでの計測値からメディアデザインルームの計測値を引いて音圧レベル差を算出し、D値を割り出す。その結果から、二部屋間の壁に遮音性能がどれだけあるかを調べた。

計測の結果、D値はD-35の遮音性能であることが分かった。平成23年度の同様の実験でD-15であった1号館の教室の時と比べるとかなり遮音性能が高いと言える。