目次
実際問題としてテキストファイルとは,cat, more または lessなどのUNIX(Linux)コマンドによってファイル内容が表示されるファイルであるといえる.
コンピュータでは莫大な情報をディレクトリ(フォルダ)で管理するが,これらのファイルにどのような名前を付けるかは大切で,特にテキストファイルの名前の付け方には知らなければならない約束事があり,無節操なファイル名の付け方はファイル管理に混乱を招くだけである.
ファイルを開く(Open) | 新規にファイルを開く |
---|---|
指定した既存のファイルを開く | |
ファイル内容を保存(Save) | 現在のファイル名で保存する |
別に指定したファイル名で保存する(Save As) |
他にもエディタの重要な機能として,指定したテキスト範囲を削除(Cut)したり,別の場所に複写(Copy)したり,指定した文字列を検索(Search)したり,別の文字列で置き換え(Replace)たりすることなどがある. また,複数のファイルを開いておき,それぞれのファイルから必要な領域を複写してきて,新たに作成しているファイルに貼り付ける『コピー・ペースト』などの技法もエディタ操作では欠かすことができない.
用語の正確な意味は次の通りである.
新規ファイル | ディスク上にまだ存在していないファイル |
---|---|
既存ファイル | 既にディスク上に保存されているファイル |
ファイルを開く | ファイル編集のためのバッファを用意すること.既存ファイルを開くとはそのファイル内容をバッファに読み込むこと. |
ファイルの保存 | バッファ内容を(ファイル名をつけて)ディスクに書き込むこと |
左図のように,既存ファイルを開く場合にはエディタ内にバッファ(メモリ)領域が確保され,そこにファイル内容が読み込まれる.
作成している新規ファイルは実はバッファ内で編集され,保存操作によってファイルとしてディスクに書き込まれる.
したがって,ファイルを新規に作成する際には2つの方法が考えられる.