VirtualBox を用いた Linux におけるコマンドライン上での Javaプログラミング

VirtualBox は、仮想化という、パソコンの中にパソコンを仮想的に作成する 技術を用いて、Windows の上で、異なる OS (ここではLinux)を動作させること を可能としている。ここでは、VirtualBox上で動作する Linux において、Java プログラミングを行うひとつの手法を示す。

VirtualBoxでの Linux の起動

Web ブラウザ(firefox)の表示

タイトルバーにあるアイコンをクリック

端末の表示

タイトルバーにあるアイコンをクリック

フォルダやファイルをグラフィカルに表示

デスクトップ上の「tuis のホーム」アイコンをダブルクリック

端末上でフォルダやファイルを表示

ls

コマンド ls をタイプして Enter を押すと、ファイルやフォルダ名が表示さ れる。

「tuis のホーム」でも同じフォルダやファイルが存在することを確認する。

端末上でフォルダを作成

mkdir java

mkdir の後に空白、その後にフォルダ名(ここでは java)をタイプして、 Enter を押すと、フォルダ java が作成される。コマンド ls を使って、本当に作成 されたか確認してみる。

「tuis のホーム」にも同じフォルダ java が存在することを確認する。

端末上で作業フォルダを移動

cd java

cd の後に空白、その後にフォルダ名(ここでは java)をタイプして、 Enter を押すと、フォルダ java に移動する。コマンド ls を使って、移動した フォルダには何もファイルやフォルダがないことを確認してみる。

「tuis のホーム」から java フォルダをダブルクリックし、何もファイルが 存在しないことを確認する。

Java プログラムの作成

 emacs Kadai071401.java & 

emacs の後に空白、その後にプログラムファイル名(ここでは Kadai071301.java)をタイプして、最後に & をタイプしてEnter を押すと、 emacs エディタが起動する。firefox ブラウザからコードをコピー&ペーストを 行って張り付ける。マウスで領域を選べば、その領域がコピーされ、マウス中 ボタンでペーストされる。クラス 名を Kadai071301 に修正する。emacs のファイルメニューから上書き保存を行 う。

端末上で、ls コマンドを実行して、Kadai071301.java ファイルが作成され ていることを確認する。

端末上での Javaプログラムのコンパイル

javac Kadai071301.java

javac の後に空白、その後にプログラムファイル名(ここでは Kadai071301.java)をタイプして Enter を押すと、コンパイル(実行可能なバイ トコードへ変換) が行われる。この操作を行わないと、プログラムは実行できな い。

ls コマンドを用いて、バイトコードファイル Kadai071301.class が作成されている ことを確認する。

端末上での Javaプログラムの実行

java Kadai071301

java の後に空白、その後にプログラムファイル名から拡張子(.java)を除い たもの(ここではKadai071301)をタイプして Enter を押すと、プログラムが実行 され、実行結果が端末画面に表示される。

課題

共通課題1

javaフォ ルダの中に授業中作成したファイルを、コンパイルする。また、実行した結果を端末に表示する。 かつ、そのときのファイルの一覧を ls コマンドで端末に表示 した状態のスクリーンショットを提出せよ。

オプション課題1

ノートPCのWindowsから見る C:\Virtual Machines\TUIS-VineLinux62 フォル ダの中にある文書「Linuxの使い方と初期設定.pdf」を読んで、Linux 上で、一 連の作業を行う。そして、ユーザtuis を自分のユーザ名(j15aaaxy: 大学のユー ザ名) へ変更する。その後にログアウトして、再度 Linux にログインし、端末を開き、その状態でのスクリーンショットを提出せよ。