空間伝搬利用に適した音響データ秘匿技術に関する研究

概要

音声や音楽に気づかれないようにデータを埋め込んで検出する音響データハ イディング技術の応用を行っています。従来は著作権管理のための透かし情 報を埋め込む利用が主流でしたが、当研究室ではそれだけでなくスピーカ再 生音にデータを埋め込み、マイクで受音した後にデータ検出を行うことので きる技術を開発しています。下図上側のように、カラオケの伴奏音楽に歌詞 提示の情報を埋め込み、再生される伴奏音に合わせてリアルタイムに情報を 検出して歌詞を表示するシステムを作成しました。また、図下側のように、 スピーカ再生される音声に難聴者用のテキスト情報を符号化して埋め込み、 利用者側で検出して利用するシステムも検討しています。

技術利用の模式図

成果の公表