近年、スマートフォンが普及したことにより、ゲームや教材など様々な用途で使用できるアプリケーションが企業から提供されるようになった。特にアドビシステムズ社によるFlashCS5以降は、Adobe AIRというランタイム環境によってスマートフォンでアプリケーションの一つとして動かすことが可能となった。その際、開発に欠かせないのがActionScript(以下AS)3.0というオブジェクト指向言語である。AS2.0に比べてJava言語に近く、処理速度も大幅に向上した。その結果より高速処理が可能となり、AS3.0による開発の効率化が進んでいった。
一方AS3.0では、段階的に理解できる参考書や動画教材が少なく、初心者向けにはハードルが高いという課題があった。
本論ではAS3.0についての学習を目的とした動的教材の開発をした。学習者にとって段階的に基本コードや難易度に分類し、アニメーションを入れることによってよりわかりやすい教材の開発を行う。