プロモーションビデオ『愛するべき京成の車両たち』の制作 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成27年度卒業研究概要集] [平成27年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
伊藤 敏朗 ゼミ 平成27年度卒業論文
プロモーションビデオ『愛するべき京成の車両たち』の制作
飯田 泰之

この作品は、京成電鉄の7つの路線において、現役で活躍する車両たちを紹介していくプロモーションビデオである。

番組は、京成本線、成田スカイアクセス線の花形である3代目AE形の紹介から始まる。この車両の先頭部分は、「疾風」をイメージしたデザインが特徴で、同形の導入により日暮里-空港第二ビル間は最速36分で結ばれ利便性が向上した。つぎに、京成金町線の普通運用に欠かせない3500形を紹介する。都営浅草線と直通運転をおこなっている京成押上線で活躍しているのは、8両編成の3700形、3400形、および3600形である。この3形式は、京成本線の通勤特急や快速特急の優等運用としても重要な役割を担っている。前面の「く」の字形の膨らみが特徴の3000形は、京成本線、京成千葉線、京成千原線、京成東成田線において普通運用として活躍している。最後に、車窓から眺める京成高砂駅の通過風景を背景に、番組中に紹介した車両のスチル画像をスクロールさせ、 音楽にあわせて番組は終わる。

このプロモーションビデオは、自分が幼いころから通学で親しんできた京成電鉄の車両たちのプロフィールや特徴といったものを、鉄道ファンのみならず、沿線住民にも広く認識してもらいたいとの思いで制作した。京成電鉄の車両は 2010 年に大きく世代交代しており、その新たな全容を収めた番組を自作することが目標であった。最近4年間で撮りためたスチル写真の膨大なストックがあり、その画像も活用しつつ卒業研究として取り組んだ。

京成電鉄の路線は長大であり、その全てを一人で撮りきることは困難で、随所に不足を残してしまったと感じているが、番組構成にアドバイスをいただいた指導教授、ナレーション協力してくれたゼミの仲間がいてくれたことで最後まで完成させることができた。本作の制作を通じて、京成電鉄の車両たちをより詳しく知ることができたことは大きな喜びである。