実写化の可能性 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成27年度卒業研究概要集] [平成27年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成27年度卒業論文
実写化の可能性
山本 拓也

映画やテレビドラマは我々の生活の一部となり娯楽としても欠かせないコンテンツである。最近の日本映画やテレビドラマなどの映像作品は技術の進歩とともに数多くの作品が生み出されている。こうした映像技術の進歩と発展を実写化という視点から考察を進めたい。

考察をするにあたり本研究で対象とする実写化とは日本の漫画作品を原作として日本で製作された映像作品のみを対象とする。日本の漫画作品を対象とする理由は作品内で確立されたキャラクターと多種多様な内容、定着したイメージを実写化するという挑戦的な姿勢と世界的に高い評価を得ている日本の漫画の実写化という話題性が映像技術の進歩に影響を及ぼしているのではないかと感じたためである。

研究方法として次の2点を挙げる。資料を元に実写化の歴史を整理し社会的影響を読み取る。次に実際の実写化作品と漫画原作を比較、分析をすることで映像技術の影響を考察する。

最終的に実写化作品が生まれてきた歴史の中で変化する受け手のニーズと実写化に携わる人々の意見をまとめ、今後も多く生み出される可能性のある実写化作品の話題性や技術のさらなる進歩によって将来的にどのように発展するか結論付けたい。