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圓岡 偉男 ゼミ 平成26年度卒業論文
大学生の職業意識に関する研究
吉田 哲朗
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現在の日本には、少子高齢化と共に人口減少という極めて深刻な問題が存在する。

例えば教育の分野においては、すでに「大学全入時代」に突入しており、今後は18歳人口が本格的に減り続ける「2018年問題」が注目されている。

最近では、大手予備校「代々木ゼミナール」の校舎の7割強が閉鎖されることも明らかになった。これらは一つの少子化による影響の顕著な例である。

また、私たちの世代は「ゆとり教育世代」と呼ばれ、授業内容も簡略化され、授業時間数も少なくなり、週休2日制やハッピーマンデーなどの環境の中で育った世代である。

そのような世代の学生である私たちは、大学3年次から就職活動が始まり、企業の合同説明会に参加し、数多くの会社にエントリーし、何社も就職試験を受け、運よく内定を得て、最終的に就職先を決定するのだが、せっかく入れても、新卒大学生の入社3年以内の離職率はその1/3にまで及ぶ。早期の離職の後の再就職はさらに難しいといわれている。

大学4年間の学びが活かせず、入社後3年以内に離職するということは、学生本人にとっても、そしてその家族や、さらに会社にとっても大きな損失であり、大きな社会問題となっている。

現在日本の社会構造上の問題である少子高齢化の中、若い世代である私たちの多くが、働いて社会全体を支えなければならないのは言うまでもない。

本論文では、新卒大学生の職業観と職業選択の現状及び卒業後の就労状態を分析し、大学生にとっての職業選択の問題を考察する。