音楽の特徴であるメロディーとリズムをグラフィックスで表現する方法を検討した。MIDIファイルは、メロディーとリズムは独立したチャンネルの情報として保存されている。したがって主旋律をになうチャンネルと、リズムをになうチャンネルの信号を抽出し、それらをグラフィック表示に活用した。プログラムにはPureDataとそのグラフィック機能であるGEMを用いた。
メロディーは、マトリックス状のタイルの点灯位置で表現し、リズムは単体のグラフィックオブジャクトの回転や移動する動きで表現した。
その結果、音楽の構造を表現できるグラフィック化が可能となった。音楽とグラフィックスとの対応は無限の可能性がある。ここで検討したのはごく限られた例である。手法の応用によって発展させることができる。