筆者は、ゼミ活動において経験をした「第五回 全国高等学校情報教育研究会全国大会」のサインデザイン計画を通じ、学校・駅・町など身近な物に様々なサインデザインが使われている施設や、サインデザインによる効果や社会性に興味や関心を抱いた。
その経験に基づき、本論文では、まず基本的なサインデザイン計画の概念を述べる。次に人々の生活を取り巻く様々なサインデザインについて、色彩・形状・反応に伴い視覚的効果の影響を考察し、サインデザインによる空間デザインの設計の仕方やサインデザイン計画の実践とはどのような流れかを研究し、それぞれを段階ごとにまとめた。また、これらのことを基に、実際にサインデザインを制作し、サイン計画された公共物に絞り、その写真にモンタージュ表示を行い、既存のサインデザインを比較して、分析を交えて自身の制作したサインデザインを含め、サインデザインによる効果と生活面での変化、今後のサインデザイン計画のあり方考察し、研究したものである。