近年、様々なソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)が私たちのような個人利用の若者だけでなく企業、そして芸能人や政治家からも利用されるなどの盛り上がりを見せている。SNSの普及により以前にも増し交友の場は広がり、人間関係を構築する手段として、また震災などの非常時には連絡手段の1つとしても利用されいる。
このようにSNSは、多くの機能や使用用途を持ち、どんな人でもメールアドレス1つで簡単に登録できるという簡易さもあり、SNSの輪は大きく広がっている。
しかし、SNSによる「個人情報の漏洩」や「ネットへの依存」、「誤情報の拡散」、「なりすまし」、「SNSによる若年層のいじめ問題」など様々な問題を抱えているのは確かである。 中には事件に繋がるようなことも多く、簡易で便利な一面、危険な存在であるとも考えられる。
本論文では、どのようにしてSNSが普及したかを検証し、世の中にどのような影響を及ぼしているのか、また、利用者個人がSNSを利用した動機や問題意識をアンケート調査によって分析し、今後のSNSとの利用の仕方のあるべき姿の考察を述べる。