近年スマートフォンやタブレットなどの普及により、人々はネットワークがどこでも接続でき、誰もが気軽、かつ便利な方法でインターネットに高速に接続することになった。さらに、個人利用の増加により、インターネット上でのマーケティングが進化し、今後も成長していくことが考えられる。WEBサイト上にただ広告を載せるのではなく、ユーザーが検索に利用したワードや過去に閲覧したWEBサイトのデータを元にユーザーの年齢や性別、趣味などを割り出し、それぞれにマッチングした広告を表示することが可能になった。新聞や雑誌など他のマスメディアとの差をつけることが可能である。しかし、ユーザーの検索ワードや履歴といった個人的な情報を元にしているため、そこにはプライバシーの問題も関わってくる。そのため、便利な面も多いが問題点も多く存在する。
本論文は、インターネット上でのマーケティングの定義から企業での利用のされ方と、消費者との関わり、そして根底にある様々な問題点を明らかにし、今後の発展などを述べる。