日本におけるミステリ小説の変遷と「日常の謎」 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成25年度卒業研究概要集] [平成25年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
柴 理子 ゼミ 平成25年度卒業論文
日本におけるミステリ小説の変遷と「日常の謎」
上田 広之

ミステリ、つまり謎解きを題材とした作品は、小説だけでなくテレビドラマなどのメディアでも多くある。最近ではアニメや漫画などでもよく扱われるようになってきている。特に現代本格の一つである、「日常の謎」派と呼ばれる作品について、その傾向を強く感じる。そこでミステリ小説とはどういったもので、どのような経緯を経て書かれてきたのか。また現代での流れや、アニメなどの他のメディアでの扱われ方について「日常の謎」派の作品に注目して考察していく。 研究方法としては、主に評論、図書などを参考に考察する。また現代の小説、メディアでの扱われ方などについては雑誌記事、インタビュー記事なども資料として活用する。

章立ては、第1章ではミステリの歴史を主に起源について、海外と日本それぞれ論じる。第2章では本格ミステリがどういったものか、現代では「新本格」がどのような流れの中で登場してきたのかについて論じる。第3章では、前2章を踏まえて「日常の謎」というジャンルの作品がどういったものなのか、それがどのように変化してきたのかについて論じる。