日本と中国の交流は唐朝時代(618年〜907年)から始まる。その時代は中国が日本に大きな影響を与えたが、現代を見ると日中関係は滅茶苦茶に悪くなった。
「日中友好」は将来にわたって日本と中国だけでなく、アジア、さらに世界の平和と発展のために極めて重要な課題である。
1998年日中平和友好条約締結20周年の時、日中関係は良い方向に向かった。そして国交正常化を実現して昨年(2013年)でちょうど40年。人に例えれば40年は「不惑の歳」であるが、この記念すべき年に周知のように日中関係は最悪の事態を迎えてしまった。
まず何故中国人に「反日感情」があるか解読する。祖父母や親族が「日中戦争」の直接の犠牲者だったり、両親にそうした話を聞かされたり、日本をろくに知らない抗日戦争ドラマのイメージを受けたりして、あるいは、学校の授業を通して中国の大学生の多くが、小さいころから「反日感情」を抱いている。そうした体験から彼らは「靖国神社公式参拝」や「歴史教科書の記述」などにも反発することが多い。
中国にそんな「意識」と「こころ」を理解することが、「日中友好」の第一歩だと思う。今の悪が関係が今後は良くなると信じている。本研究では近年の日中関係から分析していく。
・近年の日中関係の流れ
・日本と中国両国の誤解
・アジアのナショナリズム台頭および中国のナショナリズム
・中国の経済発展および環境問題
・経済共同化の提出
・文化の力
・日中文化の違い