PC環境が進歩した近年、初等・中等教育学校の授業において、CG教材を用いた授業が多くなってきています。授業にCG教材を用いることは、文章を読むことに比べ、視覚的効果により学習者が興味を持ち、理解を促進させることにつながり有効であると考えられています。そこで本研究では、POV-Rayを用いて三次元CGを製作しました。具体的には世界遺産に登録されている厳島神社の鳥居・ピサの斜塔・パルテノン神殿・凱旋門・などの建築物を製作しました。これらのPOV-RayによるCGは、それを用いた社会科の学習システムの一部に使用できるものとして製作をしました。POV-Rayの座標変形(平行移動、拡大・縮小、回転など)・基本図形を上手く利用してできるだけ細かいところまで再現し、建築物の形に近づける作業していきました。POV-Rayは編集が容易なので、編集時にオブジェクトや背景などの部分がどこなのかがわからなくならないように、それぞれをなるべく明確に分離しておきわかりやすくしました。