秋葉原の歴史から鑑みるオタク文化(サブカルチャー)-「電気街」から「オタクの街」へ- [東京情報大学] [情報文化学科] [平成25年度卒業研究概要集] [平成25年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成25年度卒業論文
秋葉原の歴史から鑑みるオタク文化(サブカルチャー)-「電気街」から「オタクの街」へ-
小田 洋介

サブカルチャーとは近年になってよく見掛けるようになった、アニメ・漫画などの文化事象を総称してオタクと呼ばれる概念の代名詞である。私はこのオタク文化に注目し、日本のみならず世界的にも電気街として有名な秋葉原が、どのようにしてオタクの街と呼ばれるようになったかを考察した。

結果秋葉原は1945〜1980年代までは電器製品を中心としていたが、1990年代に突入した折に多くの家電量販店の登場により電気街としての衰退を迎え、同時期放送されたアニメの影響によって多くのマニア向け専門店が秋葉原に流入し、現在のオタク文化集合の街としてのきっかけとなったことが分かった。

今後の課題としては、オタク文化は秋葉原を席巻し世間にその名を知らしめたが、今まで衆目に晒されていなかったがゆえの多くの問題も持ち合わせており、これからは実際に秋葉原の変化を調査・観察する必要があると思われる。