クルマ離れを考える [東京情報大学] [情報文化学科] [平成25年度卒業研究概要集] [平成25年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成25年度卒業論文
クルマ離れを考える
相川 裕太

卒業論文「クルマ離れを考える」概要

目的 「クルマ離れ」と言われる根拠を探り、様々な角度から「クルマ離れ」とはなんなのかを考える。

方法  まず、自分自身が「クルマ離れ」について考え、それが言われるようになった理由をいくつか挙げ、それについて調べる。要因として自分なりに考えたのは以下の通り。    1・金銭的な負担(税金、燃料代、収入の低下)

2・趣味の多様化

3・クルマ自体の魅力の低下

4・クルマの必需品化(本編での項目名は「必需品としてのクルマ」)

5・クルマに対する価値観の変化

なお、卒業論文の本編では1から3を、クルマ離れが起きているとされる側面を捉えた「クルマ離れ論」とし、4と5をクルマ離れは起きていないとされる側面を考える「非クルマ離れ論」としている。

結果(考察)  クルマの販売台数が落ち込んだあたり(90年代後半)から、パソコンの普及率が上昇している事や、クルマに求める要素として「経済性や実用性が高い事」を挙げている人が最も多い事が分かり、趣味としてクルマと接する人が減っていると考えられる。

反対に、地方部での輸送分担率におけるクルマの比率が高く、その比率が年々高まっている事や「カーシェアリング」利用者数の増加などからは、道具としてのクルマへと変化し、クルマを必要としている人は依然として多いと考えられる。

結論 「クルマ離れ」とは趣味の対象からクルマが離れている事を指し、必需品として見る「クルマ」からは離れていないと考える事ができる。