本論では2008年に草案が発表されてから話題が絶えないHTML5について研究し、それを活用したWeb上の作品集(以後ポートフォリオサイト)を制作するものとする。HTML5は従来と比べて音楽や動画を気軽に使えるようになったり、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンがすすんで対応していたり、Webアプリケーション開発が出来るなどさまざまな面で期待されている。今後のWeb業界の中心になることが予測されるHTML5の正しい知識を身につけることは必須のスキルになると考え本研究をおこなった。
これまで以上に厳密に指定できるようになった文書構造を理解し、それを実際にサイト作りを通して経験して身につけることを目的とする。また、多くの期待を受けている印象があるHTML5の問題点について考察したものである。