アートアニメーションにおける切り紙の研究と実践 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成24年度卒業研究概要集] [平成24年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
安岡 広志 ゼミ 平成24年度卒業論文
アートアニメーションにおける切り紙の研究と実践
新里 紗妃

紙といえば文字や絵を描くことを思い浮かべる人は少なくないだろう。しかし紙は美術品の補修や油取り、もしくは障子にして風を避ける等その用途は様々なのである。特に紙を切るというのは私たちが紙を手に取った時に無意識に当たり前に行う行動である。その切った紙を様々な形にして張り合わせたり、紙の大きさなどの調節をしたりする。切り紙アニメーションはその文字通り、切った紙を使うアニメーションなのである。以前は切り紙のアニメが主流だったがセルアニメが出来てからはセルアニメが主流になり、現在ではアニメーションのデジタル化が進んでしまって、商業アニメでは切り紙アニメーションはもう見られないものになってしまったのである。しかし、商業で見られなくなったからと言って切り紙アニメーションがなくなった訳ではない。切り紙アニメーションは主にアートアニメーションに用いられる様になった。

本研究はアートとしての切り紙アニメーションを説明した上でFLASHを用いたデジタル切り紙アニメーションの制作を行い、制作論文を述べる。