本研究は、スマートフォン上で利用されるオペレーティングシステム(OS)である、AndoridとiOSのグラフィックユーザーインターフェイス(GUI)の有用性を取り上げると共に、 課題となる部分について考察していく。
スマートフォン利用において、アプリケーションを使うだけでなく開発をするユーザーも多く、アプリケーションストア等では個人が開発したアプリケーションが多く存在する。各OSから提供される開発キットとストアへの公開サービスを利用することで、アプリケーションの製作と公開が容易にできるようになった為、モバイル端末を利用するための仕組み(アプリケーション)はメーカーや通信事業者だけのものでは無くなり、それを利用するユーザー達が成長させるものとなった。
しかしながら、オープンであるということは誰でも開発に携わることが可能ということであり、開発者ごとにスキルのバラつきが出る。特にUIのデザインはそれが顕著に出ており、趣旨やプログラムがいかに優れていてもUIが不完全であるが故にすぐにアンインストールされてしまうアプリケーションも少なくない。こういった現状が起きている点を本論にて展開、考察を踏まえて今後の課題について言及していく。