Joystickを用いたマルチチャンネル操作系の構築 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成24年度卒業研究概要集] [平成24年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小泉 宣夫 ゼミ 平成24年度卒業論文
Joystickを用いたマルチチャンネル操作系の構築
安 秉賛

複数のスピーカーを用いて、音の空間的な再生ができるシステムを設計した。本研究では、音楽だけではなく環境音などにも対応できることを考慮し、平面だけではなく上下にも音像を動かすことができる構成にした。そこで5チャンネル再生とし、前方左右、後方左右の平面4チャンネルに加え、頂上に1チャンネルを加えた構成にした。このシステムの構築にはビジュアルプログラミングPureDataと、操作系としてArduinoを経由しジョイスティックを用いた。ジョイスティックは平面の音像の制御に用いている。上下の制御は今回のシステムでは画面上で行ったが、この部分についてはさらなる使い安さの改善が求められる。制御したのはオーディオの信号の振幅の配分、いわゆるインテンシティ制御である。このようにして、平面だけではなく上下の定位感も動かすことが出来る音響系を構築することができた。