身近なAR [東京情報大学] [情報文化学科] [平成24年度卒業研究概要集] [平成24年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小宮山 隆 ゼミ 平成24年度卒業論文
身近なAR
小林 宏一郎

現在幾つかの企業が提供している位置案内のサービスやマップ、ゲームなどにARは少しずつ利用されてきている。ARとは、私たちが目の前にしている現実に、その場に応じたデジタル情報(文字・画像、音声など)を付け加えて、私たちにとっての「現実」をより豊かなものにしてくれる技術の総称である。日本語では「拡張現実」と訳している。だが、これまで一般には、まだそれほど浸透していなかった。

ところが、従来の携帯電話より格段とスペックが高く、パソコンの機能をベースとして作られたスマートフォンが普及するにいたって、ARはずっと身近なものになってきている。これまでのノートPC+Webカメラに代わって、スマートフォンに搭載されている機能、GPSによる位置情報や画像認識技術を連動させてARの恩恵が得られるようになりつつある。

このような変化のなかで、ますます利用の場と可能性を広げているAR技術について、最新の動向や今後の展開の可能性について考察した。