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茨木 正治 ゼミ 平成24年度卒業論文
オンラインゲームから見るコミュニティ形成と依存の関係
長井 崇人

ゲームにオンライン機能が当たり前になりつつある昨今、ライトユーザーからヘビーユーザーまで様々な人たちがオンラインゲームをプレイするようになってきている。私はそんなオンラインゲームに付きまとうようになってきた「依存」という言葉に注目をするようになった。ゲームに没頭するあまり正常な判断力を失い日常生活を疎かにしてしまう人が増加している。

そこでオンラインゲームに依存していまう要因を、オフラインゲームにはないプレイヤー同士のコミュニケーションの部分にあるのではないかと考え、その要因をコミュニティの形成とその過程に焦点を当て研究することにした。

調査方法は、私自身がプレイヤーとして実際にプレイし、さらにゲーム外に形成されているコミュニティも対象とし依存の性質を調べていく。コミュニティや依存に関する事柄は、多くの先行研究から比較を行う。

研究の結果、コミュニティの形成には関係依存が強く作用しており、オンラインゲームの機能であるギルドをはじめとするコミュニティとの相性が良く、ゲームを続ける限りプレイヤーをより依存へと導いていることがわかった。

今後の課題としては、把握しきれなかったゲーム外コミュニティの調査、またMMORPGと形態の似ており近年急成長を遂げているソーシャルゲームとの比較をしたい。