我々人間は、感覚器官に異常がないにも関わらず対象に対して誤った感覚や認識で実際とは異なる知覚を得てしまう「錯覚」を感じることがある。
本論文では、その「錯覚」の中でも人間が感じやすいであろう視覚に関する、俗に「目の錯覚」と呼ばれる"錯視"について論じると共に、その教材を作成する。
一章では、錯視とはどのようなものなのかとその原因、そしてよく混同されがちである幻覚やだまし絵との違いを説明する。二章では、現在見つかっている代表的な錯視の紹介。三章では、製作した教材の内容説明をし、四章でまとめとする。