拡張現実(AR)を活用をした表現の研究 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成23年度卒業研究概要集] [平成23年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
安岡 広志 ゼミ 平成23年度卒業論文
拡張現実(AR)を活用をした表現の研究
舘野 光矢

近年、拡張現実感(AR:Augmented Reality)を応用した技術がさまざまなところで活躍している。例えばスマートフォンアプリの「セカイカメラ」やNintendo3DSの「ARカード」などが挙げられ、ARの研究は今も盛んに行われている。これから教育やビジネスの場面での応用が期待されており、近い未来ARはなくてはならない技術として発展していくと予想される。

本論文はこのARをAdobeのソフト「Flash」で活用し、ARの技術を組み込んだ個性的な名刺を制作した過程をまとめたものである。パソコンのWebカメラで現実空間を撮影し、AR専用マーカーを認識させるとパソコン内で制作したコンテンツを現実空間に表示することができるという技術である。

今回このARという技術を応用して世界どこにもまだない独創的な名刺を作るというコンセプトの元研究を始めた。名刺に印刷するARマーカーを自分の顔をモデルとして作成し、Webカメラを起動して名刺に印刷してあるマーカーを読み込ませるとそのマーカーがしゃべりだすといった作品を開発した。第1章でARについて解説し、第2章に名刺作成の過程やプログラムについて述べる。第3章においてAR名刺を作成し、その後のまとめで今回の研究の結論やARの今後の展開について述べる。