現代の若者における親密性をめぐる諸問題について [東京情報大学] [情報文化学科] [平成23年度卒業研究概要集] [平成23年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
圓岡 偉男 ゼミ 平成23年度卒業論文
現代の若者における親密性をめぐる諸問題について
山田 夕加里
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この問題を論じるに当たり,恋愛とは一体どのような事なのかを億足でしか理解していなかったため,まず恋愛に入る前に「"愛"とは一体どのようなものなのか」を考えていく必要がある。現在恋愛に関する書物が数多く出ており,その多さから恋愛に対する考え方の変化が出てきたのではないかと感じ,本稿では特に恋愛書物を通し現代の恋愛の価値観が以前とはどう違うのかを明確にしていきたいと思う。愛には様々な種類があるが恋愛とは多くは異性同士で成り立つものである。恋愛は必ずといっていい程一回は誰でも経験する事であろう。その恋愛が何故今こんなにも議論されているのか。恋愛には何かルールがあるのだろうか。恋愛の形態は様々で同じ恋愛は無いと思うが何か一定の法則の様な物が存在するのだろうか。第1章では"愛"の語源や本質を見極め,恋愛とはどう違うのかを述べていく。愛には様々意味があり,宗教的な意味も多く存在するがそれだけではない。愛は親子愛を始め神への愛など身近なものへの愛がほとんどである。愛とは"慈しみ"という気持ちが重要である。ここで愛に関し述べていく事で根本的な概念を理解する。第2章ではコミュニケーションの変化に関し,インターネットの普及により様々なコミュニケーションツールが増えてきた。オンラインで他者と会話が出来るサイトも存在しその事が影響しコミュニケーションにどのような変化があったのかを明確にしていく。そして第3章では近年の若者が人付き合いに関してどう思っているのかを読み解く事で恋愛の変化を見ていく。近年若者は同じ屋根の下で暮らしながら家族とは別の空間で過ごしているように感じる。その影響で家族との関係に変化は出てきているのであろうか。どのような事をして過ごしているのだろうか。最後に第1章から第3章を踏まえ,第4章で恋愛に関して恋愛コラムや恋愛に関する書物を通して恋愛を若者がどう捉えているのかを述べていく。