クラウドコンピューティングの可能性と課題 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成23年度卒業研究概要集] [平成23年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
圓岡 偉男 ゼミ 平成23年度卒業論文
クラウドコンピューティングの可能性と課題
野口 たき音

本論文は、クラウドコンピューティングが今後どう発展し、どのような成果を生むのかを推察するとともに、それにおいて避けては通れないクラウドコンピューティングのメリット、デメリットについて述べるものである。そのためにまず、クラウドコンピューティングとは何であるかということについて説明する。クラウドコンピューティングという言葉は2006年に提唱された言葉だが、クラウドの概念そのものは、古くから取り組まれているものである。そのため、クラウドコンピューティングの概念の歴史を、誕生から年代別に順を追って説明する。次いで、現代におけるクラウドコンピューティングの定義、技術、サービス、また企業の動きなどを述べる。これは、未来のクラウドコンピューティングを語る上で、現在のクラウドコンピューティングはどこまで進んでおり、また現在と未来ではどのような違いが現れるのかをはっきりさせるためである。以上の基盤を述べた後、将来のクラウドコンピューティングのあり方について語っていく。これについては、現在から近世代、近世代から未来、未来からクラウドコンピューティングの終わりと、3段階に分けて推察する。まず現在では、2012年代〜近世代とし、既に実現の一歩手前まで開発が進んでいるクラウドコンピューティングを用いた技術やサービス、またはデバイスについて触れる。また、その変化によって変わる人間のワークスタイルにも着目する。近世代という表記は、10〜15年内を基準とする。次いで、クラウドコンピューティングが社会に浸透し、十分活用され、社会に大きな影響を与えるということを確信し、未来のクラウドコンピューティングの可能性について述べる。これは、各説予想の域を出ないものもあるが、専門家の意見に基づいて予測を立てているものも含まれている。そして、クラウドコンピューティングがどこまで進歩していくかを述べるにあたり重要になってくる、クラウドコンピューティングの短所や長所について説明する。最後に、なぜ第?Y章が重要であるかについて、またクラウドコンピューティングがいかに期待されているか、クラウドコンピューティングはどこへ向かい、最終的にはどう終結するのかを語り、まとめとする。