近年、世界一のインターネット利用者数となった中国。その中国国内で、急成長を見せているソーシャルネットワークサービス「微博」。中国版Twitterともいわれている。ソーシャルネットワークサービス(SNS)が、世界を揺るがしているとニュースで取り沙汰されるなかで普及してきた新興勢力である。日本にもその足を伸ばしつつある。本論では、このソーシャルネットワークサービスに焦点を当てた。この新しいサービスが中国政府による情報規制の中でどのような影響を見せているのか、そして、どう社会に影響与えているのか。中国国内インターネット普及の現状と中国メディアの現状を把握し、インターネット利用者の年代層の構成やその特徴、報道などからソーシャルネットワークの現状と課題を考察する。