本研究では障害物との距離の接近を警報として知らせる装置を設計した。障害物との距離感を音の断続間隔の変化で表現し、障害物に接近すれば断続音が速くなるシステムを構築した。
距離を計測する素子として、赤外線を利用した接近距離を感知するセンサを用いた。インターフェースならびにパソコン内で受け取ったデータを断続的な音に変換するプログラムが必要となる。したがってこれらを実現するために、距離センサからの情報を取り入れる入出力インターフェースとしてArduinoを用い断続音の生成にはプログラミング言語PureDataを用いた。
距離に応じて出力された距離の値に戻し電圧データを受け取り、距離に戻し断続音の速さを変化させた。センサの種類には雑音が加わり、不安定であるため、距離データを平滑化する処理が必要であった。センサは距離に応じて扱える距離が限定され、その特性も異なるので、警報装置の利用条件に応じてセンサを選定する必要がある。