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小宮山 隆 ゼミ 平成23年度卒業論文
簡単フィニッシュ法マニュアルを作る
長岡 尚徳

プラモデルの歴史は長く、デジタルメディアによる娯楽が多種多様に存在し、アナログな娯楽は廃れているといわれる現代においても、人気の衰えない娯楽の一つである。

実在する乗り物や兵器、SF等の空想の世界にしか存在しないロボットなどを、実際に自分の手で所持できるコレクション性、塗装による見た目の変化から部品の改造によるワンオフ品や様々なシチュエーションを再現したジオラマなどの幅広い自由度の高さ。

デジタルでは感じる事のできない、アナログならではの面白さこそが、人気の衰えない理由なのだろう。

だが実際にプラモデルのキットを手に入れ、果たして思い通りに作れるかといえば、そうはならない。プラモデルを完成させるには、付属のマニュアルを読んで、部品を組み立てるだけでなく、さらに幾つかの工程を必要とする。

組み立てるだけでも完成とはいえるが、サンプルの再現度は極めて低い。再現度を高めようとしても、その先の方法は付属のマニュアルには書いていない。

プラモデルは様々な世代に人気が有る一方で、思うように作れる人は実はあまり多くない。

私自身、プラモデルを自由に作れるようになりたいと思いながらも、知識や技術を学ぶのに苦労した。しかし一度、基本的な技術さえ身に付いてしまえば、とても簡単であることも知った。

そこで卒業制作では自分の知識と既存の制作手法を整理して、簡単な制作マニュアルを作ることにした。

これが人目にふれて、プラモデルの再現度を高めたい人、プラモデルを自由に制作したい人の役に立てば幸いだと考えている。