この作品は、千葉市動物公園主催の「ちばZOOフェスタ2011映像・デジタル部門コンテスト」の自由作品部門に応募するために制作した同動物園のPRビデオである。

同コンテストの趣旨は、多くの人に動物園に親しんでもらえるようなコンテンツの制作である。そこで本作では、1人の青年が動物園を訪れて1日を過ごすうち、動物たちの生き生きとした姿に触れて元気づけられるというショートドラマ風のPRビデオというコンセプトで制作することにした。

8月下旬から現地を下見、9月上旬から撮影に入り、動物公園の管理課の協力も得て計5回にわたる撮影を敢行した。撮影では、動物達の表情をしっかりと捉えることに努めた。天候が悪かったり、暑さで動物に元気がなかった場合は撮影をやり直した。主人公の青年を演じてくれたゼミの友人も、「動物たちが元気を与えてくれる」というテーマを、適切な演技や表情でよく表現してくれた。反省点としては、作品全体として平板でメリハリが感じられないこと、撮影が夏期だったため、暑さが苦手な動物をとりあげることができなかったことなどがある。もっと早い時期から着手していれば、より多様な動物たちをとりあげることができたと思う。

この作品は上記コンテストにて優秀賞を受賞し、賞品としてipod nano(ディジタル音楽プレーヤー)を獲得した。