プロモーションビデオ『成田ゆめ牧場』の制作 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成23年度卒業研究概要集] [平成23年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
伊藤 敏朗 ゼミ 平成23年度卒業論文
プロモーションビデオ『成田ゆめ牧場』の制作
ボボ チョー

この作品は、千葉県成田市の観光牧場、「成田ゆめ牧場」のプロモーションビデオである。同牧場は、約30万平方メートルの広大な敷地で、動物を身近に触れ合ったり、ほかの遊園地とはひと味違う学習体験ができるユニークな施設である。作品では、最初に牧場内の見どころをCMのような短いカットを重ねて紹介。続いて、メインキャスターであるピョーアウンシェイン君(ミャンマー人)が登場、JRの滑川駅からのシャトルバスに乗って、牧場入口へと向かう場面となる。ピョーアウンシェイン君は、牧場内の各施設を、来場者へのインタビューを交えながら歩いて紹介していく。売店、ドッグラン、芝滑り台、ソフトアイスクリーム、乳しぼり体験教室、キャラメル作り教室、アーチェリー、バーベキューハウス、アスレチック広場などを見ていく。ここで、社長やスタッフへのインタビューを挿入。さらに、アヒルのレース、モルモット、乗馬、釣り掘り、牛舎、トロッコ列車、モトクロス、ふれあいうさぎ村なども紹介して歩く。最後は駐車場に戻り、牧場バス(シャトルバス)で帰路につく。この作品では、緑豊かな自然の中で動物と楽しく触れ合える同牧場を映像で紹介することで、多くの人々に来場を呼びかけたいと思った。ただ観光案内にとどまらず、子供達に自然の恵みのありがたさ、体を動かして動物と触れ合う大切さを肌で学ぶことのできる同牧場の魅力を発信することが目的であった。撮影に際しては、来場者への積極的なインタビューを試みた。外国人観光客に英語でインタビューしたり、子供たちの撮影に際しては同伴の保護者に許可を得るなど配慮した。 いっぽう映像だけで音声を省いて収録したカットもあったが、編集の段階では、やはり全カットで音をきちんと録音しておくべきだったと反省した。しかし、様々な苦労や工夫の成果によって、同牧場の魅力を映像番組にまとめるということには成功したと考えている。 制作を通じて、自然と動物と触れ合うことができたことは楽しかった。取材に慣れてくると、初対面の方に話しかけて、カメラを向けることが楽にできるようになり、番組制作を通じて成長できたと思えた。そういう意味でも貴重な体験であった。