漫画はわたしたちの社会に溶け込んで、多くの産業あるいは人々の生活を支えている。しかし、その一方で表現上の問題で規制、または公に出ることもなく封印されてしまった作品などもある。
いつの時代もあらゆるものに害敵が存在するように、漫画にいたってもその例外ではない。
東京都健全育成条例 改正案を目にし、あるいは耳にしてから、多くの政治家や著名人、有名人がそれぞれメディアを通して賛成・反対意見を挙げている。
これを受けてわたし自身「東京都青少年健全育成条例 改正案」がわたしたちに与える影響は無視できないものであると考え、この条例が漫画・アニメなどのサブカルチャー、強いてはわたしたちの持つ様々な権利(言論・表現の自由など)に関わってくるのではないかと思い、卒業論文のテーマとすることにした。
今後さらに書籍の電子化や漫画のダウンロード販売など漫画の表現形態も時代と共に変化していくと同時に規制の問題も呪縛霊のようについてまわるだろう。