娯楽 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成23年度卒業研究概要集] [平成23年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成23年度卒業論文
娯楽
吉村 翔平

娯楽は人にどのような影響を与えるのか、娯楽は人にとってなんなのかをこの論文で見つけようと思っている。世の中にはテレビ、ゲーム、映画、スポーツなど様々な娯楽が存在する。しかし人はなぜ娯楽を求めるのだろうか。そして今挙げた娯楽がなかった昔はどのような娯楽が存在したのか。主にインターネット、場合によっては書籍で調べていこうと思う。

調べていて分かったことは、人は普段(日常)では味わうことができないスリル(非日常)を求めているから、娯楽を求めているというのが見えてきた。スポーツで言うと、強敵、ライバルとの戦いで勝つか負けるかのスリル、そして「勝ってやる!」という奮闘を体全体で感じる。このスリルを求めている。映画では、主人公の気持ちに感情移入して、日常では味わえない恋愛や冒険を疑似体験しているのだ。これはゲームや読書(物語)も同じことが言えると思う。このことから、人は娯楽に、日常では味わえない非日常を求めているの言える。

しかしここで気づいたのが、最近の娯楽は、与えられているものが多いということだ。鬼ごっこや虫取りなどで遊ぶ子供を最近見かけなくなった気がする。これらの遊びが多く行われていた時期は、娯楽の中に新しい発見や知識があったが、最近では現金で何かを買い誰かの作品や芸術を受け取るばかりである。この一方的に受け取るだけの娯楽が、はたして人に必ずしもいいものだと言えるのだろうか。たしかに良い映画をみたり良い本を読んだりすると、心が洗われたり爽快感を得たりするかもしれない。しかし自分で何かを試みなくなってしまっては、娯楽によって人はだんだんと地に落ちてしまうのではないだろうか。これらのことを考えながら人は娯楽と接していくことが私のそして我々の課題だと思う。

以上が私の卒業論文の概要とする。