赤外線を用いた距離センサの製作 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成22年度卒業研究概要集] [平成22年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小泉 宣夫 ゼミ 平成22年度卒業論文
赤外線を用いた距離センサの製作
林 孝幸

距離センサは、障害物との距離を超音波や赤外線を利用して測定するものである。音は意図的に遮断することなく耳に入ってくる事から他の動作をしながらでも障害物との接近に対し警告メッセージとして発信できるため、以前より車両の車間距離や人体感知などに用いられてきた。

警告メッセージとして距離を音の変化に対応させる手段は様々であるが、障害物との距離感が連続的に掴める様に音の高さへ対応付けることにし、障害物に近づけば音を高くするシステムを設計した。

距離を計測する素子として、超音波センサと赤外線センサがあるが、連続的な距離測定に適した赤外線センサを用いた。このセンサ出力量を音に変換するインターフェースならびにパソコン内で受け取ったデータを音へ変換するプログラムが必要となる。これらを実現するために、Arduinoと視覚的にできるプログラミング言語PureDataを用いた。

実験を通して、距離と周波数の関係をMIDIノートナンバーを介して表すことにより、半音階ずつ区切って上げ、音の周波数を変えると距離感を掴みやすいということがわかった。