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中島 淳 ゼミ 平成22年度卒業論文
Wordで本を作る10のStep-本を作らねばもったいない!-
坂本 一樹

『You tube』では、個人的に作った動画をネット上に配信している。ブログ、『Twitter』などでは自分の生活を綴っている。『Pixiv』では自分の描いた絵をネット上に公開している。これらの状況から、人々は自己主張をしたいと思っているように見受けられる。しかし、なぜ自己主張をしたいと思っている人々は本を作りたいと思わないのだろうか。『本を作ること=難しい、敷居が高い』と思っているのなら、それは間違いである。本を作ることは、難しいことではない! 敷居も高くない!

その理由はWordという文書作成ソフトをDTPソフトとして用いられるので、基本操作は覚えなくても使える。自己主張の選択肢に本作りを加えたいということが、本論文及び本制作の目的である。

誰にでも本は簡単に低予算で作れる。本の作り方を易しく教えることで、1生に1度以上は作ることが可能になるはずである。1章では、本を作るための基礎知識をまず知っていただきたいと思い、本が作られるまでの工程や印刷、製本や本の名称を記した。ここでの知識は、今後も役に立つはずである。2章では、出版状況についてである。まず、出版の種類を大きく分けて3つに分類し明記した。出版不況や同人誌の販売や問題などから現在の出版状況について考えた。3章では、今回使用するソフトについて説明する。Wordの機能に関してはほとんどの機能を簡単に説明した。4章では、1章と3章の知識を活かし、本を作る。今回は中綴じの本の作り方を明記した。3つの添付物は、4章で作った本である。校正前の本と校正後の本、本論文の付録で紹介する無線綴じ製本で制作した本である。校正前の本には校正のマークを用いて手書きで行っている。