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中島 淳 ゼミ 平成22年度卒業論文
流行・ブームのでき方
押尾 久美子

日本人はよく、流行りものが好きだとか、ブームによく乗っかるなどという。本当にその通りだと感じる。TVである食材が健康、またはダイエットにいいと放送されれば、お店からその食材が消える。しばらくすれば飽きられ、また普通に店頭に並ぶようになる。飽きられるのも早いが、勢いがとにかく凄いのである。

また、そのブームは終わった、今はこれが流行っている。などと、目まぐるしくブームが切り替わる。大衆の興味も次から次へと変わっていくのだ。まるで、ブームに合わせて、次々と興味の対象を変えているようにも思える。ヒットの商品を見てもなんでこんなものが売れるのかわからないといったものもあったりする。

そもそも、ヒット商品やブームはどうやって生まれているのだろうか。その背景にはどんな要因が隠されているのか興味を抱き探ることとした。

まず、流行とはどのように発生しているのかを理解し、どうして大衆に支持されるのか知るために、最近のヒット商品の傾向から調べた。購買欲の心理についても深く理解し、また人間の行動、集団心理、クチコミや行列のでき方、男女の違いなどの面から研究を行った。