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小宮山 隆 ゼミ 平成22年度卒業論文
卒業制作LightWave 3D
塩原 司

3DCGソフト"Light Wave 3D"を用いて、よりリアリティのあるモデリングをという目標の下、アニメーションを排しモデラーでの作業に力をいれ、静止画に絞った制作に取り組んだ。リアリティのあるモデリングを実現するために注目したのが、"サブパッチ"という機能である。これは、ソフトの中に初期状態で実装されている機能である。この機能は、角がはっきりと立つポリゴンを、滑らかで有機的な形状に処理するためのものである。これによりカクカクとしたCGらしい形状を極力抑え、リアリティのある表現が可能になる。

しかし、サブパッチには弱点がある。三角形もしくは四角形のポリゴン以外を処理することができないのである。そのため、オブジェクトの部品が増えポリゴン面が増えるにつれて、サブパッチ後の異常を発見した際、原因箇所の発見が困難となり修正にも非常に手間を要することになる。

様々なトラブルがある中、今回特にこの問題点に悩まされた。その結果アニメーション以外にも、テクスチャマッピングや光表現といった要素をおろそかにせざるを得なかった。モデリング重視のためとはいえ、これは口惜しい結果だが、モデリングの完成度においては当初目標の水準を満たすものに仕上がった。