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小宮山 隆 ゼミ 平成22年度卒業論文
未来へと繋がるタッチパネル
鴻巣 拓也

2010年、私たちの周りで「タッチパネル」という言葉がテレビ、新聞、インターネットをはじめ多くのメディアや店頭に頻繁に登場するようになった。特に、アップル社の「iPhone」は、今までのタッチパネルとは一線を画するものだった。

そんな中で私が疑問に思ったこと、それはタッチパネルがどのように指で触れた場所の位置を検出し、それがどのような構造によって実現されているのかである。

例えば、同じタッチパネルである、鉄道の券売機と「iPad」では一体何が違うのか、外観では判断することは難しい。ならばどのように位置検出や構造が違うのか、またどれぐらいタッチパネルと呼ばれるものの種類があるのかを調べてみたいと思った。

そこで本論では、タッチパネルという存在がどのような本質をもっているのか、現在に至るまでどのように発展し、どうして個人や社会に爆発的に普及したのか、その理由を考察しながら、今後タッチパネルという存在が、私達とどのように繋がっていくかを考えてみることにした。