マジコン問題によるモラルの低下とインターネット利用の低年齢化について [東京情報大学] [情報文化学科] [平成22年度卒業研究概要集] [平成22年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
小宮山 隆 ゼミ 平成22年度卒業論文
マジコン問題によるモラルの低下とインターネット利用の低年齢化について
安蒜 一也

近年、ゲーム業界の業績が右下がりになってきている。不正コピーしたゲームを起動出来るマジコンが広く流通しており、問題化している。このマジコンに対してゲームメーカーは不正コピー対策のプロテクトを何種類か施しているが、プロテクトを解除し不正使用する業者とのイタチごっこが繰り広げられている。この現状に著作権委員会は法の改訂を考えるまで深刻な問題となっている。

また、通信環境の普及、ゲーム機本体の発達によりインターネットに触れる年齢が下がっており、自分でマジコンについて調べて、インターネットの情報を正しく判断できない年齢の子供たちが便利な道具としてマジコンを使う様になってきている。違法行為を当たり前のように行なっている。それにより低年齢層のモラルの低下が進行している。

こんなにも一般的に普及してしまったマジコンは、どのように社会に影響を与えているのか。どうして広がっていったのかを調べ、今後マジコンがどのようになっていくか考察した。