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乾 照夫 ゼミ 平成22年度卒業論文
RAGFAIRについて
平井 美帆

2001年、全国的に若者の間で爆発的な"アカペラブーム"が起きた。

そんな最中、全国のアマチュアのアカペラグループの中でカリスマ的存在とされ、飛躍的なデビューを果たした男性6人のアカペラボーカルグループ"RAG FAIR"。

私が彼らに夢中になったきっかけは、中学生の頃に放送されていたレギュラー番組「おまたせ!ラグ定食」を見た時だ。偶然見たこの番組は、私が持っていた"アカペラ"というジャンルと彼らへのイメージをガラッと変えた。アカペラならではの調和のとれたキレイなハーモニーだけではなく、とても自由な表現、パフォーマンスはまるで音楽のおもちゃ箱をひっくり返した様であり、次は何が出てくるのかととてもワクワクした。

この研究では、私が青春時代を共に過ごしたと言っても過言ではないRAG FAIRがどんな経緯を経て現在のカタチとなったのか、デビューの頃から現在までの軌跡を追うと共に、現在のRAG FAIRのパフォーマンスに繋がる"きっかけ"を作ったメンバーについてなどを追ってみたい。

そして、その中で「彼らの求める音楽」とは何かを考えていこうと思う。

また、私が実際に見に行ったライブなども過去のブログや日記等を元に振り返っていく。