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茨木 正治 ゼミ 平成22年度卒業論文
女性ファッション雑誌研究
原口 恭介

女性ファッション雑誌研究

C07115 原口恭介

研究動機

現在私たちに対して大きな影響力を持っているのがメディアである。

テレビ・雑誌・インターネットがその代表として挙げられる。その中でもテレビやインターネットは需要がほとんど落ちることなく今日に至っている、特にインターネットはここ数年で広く普及をしており、なくてはならないようなものになっている。それに比べ雑誌(本研究では女性ファッション雑誌)は若者の「活字離れ」や、インターネットの普及による「情報の無料化」などの理由から低迷している。そんな中2001年に「雑誌作成上の留意事項」の規制緩和を境に、売れ行きが伸びる雑誌、そのまま低迷して行き廃刊・休刊に追いやられてしまう雑誌に大きく分かれていくといわれた。このことから売れ行きを伸ばしている、女性ファッション雑誌と、その出版社を調べれば、世間が何を求めていたのかが分かるのではないかと思い、本研究のテーマとして取り上げた。

方法

規制緩和が行われる前後の雑誌を調べ、何か違いはあるのか。

出版社がどのような対策をとっているのかを調査。

結果

規制緩和を起点に大きく部数を伸ばしている雑誌と、そうでない雑誌に分かれる。特にsweetは部数を伸ばしている雑誌の中でも、大きな伸び幅がある。これは宝島社の付録に対するこだわり・考えが、他の出版社よりも上をいっていた結果である。

規制緩和だけでなく、モデルの影響も大きく関わっていることが分かった。モデルに関して言えば、CanCamの蛯原友里が読者に対して大きな影響力を持っていた。

現在紙媒体ではなく、電子媒体の雑誌が出てきている。その中でどのように生き残っていくのか、今後も付録以外のプラスαが求められていく、それにどのように答えることができるのか出版社側に求められてくる。