地域社会における地方新聞の役割-「千葉大生殺人放火事件」にみる『千葉日報』の報道を手がかりにして- [東京情報大学] [情報文化学科] [平成22年度卒業研究概要集] [平成22年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
茨木 正治 ゼミ 平成22年度卒業論文
地域社会における地方新聞の役割-「千葉大生殺人放火事件」にみる『千葉日報』の報道を手がかりにして-
中山 岳史

人は、他の人と関わって生きていると考えられるが、現代社会においては人と人とのつながり、人と地域のつながりが希薄になっているといわれている。この原因としてはさまざまに考えられ、インターネットやケータイの普及や、ニュータウンなどの地域構造の変化など様々な原因が考えられている。

そこで、今回は地域新聞と言うメディアを通して、人々や地域のつながりが現在どのようになっているかということを見ることで、地域社会がどのように認識されているかということを考えていきたい。

そこで、本論文ではメディアが地域のつながりにどのような影響を与えているのかということを、今回はメディアの中でも新聞に絞り分析していく。その理由として、新聞の中でも特に地域新聞は各県に1紙以上存在しており、古くから地域の重要なメディアとしての地位を築いていたという点に着目したからである。

地域新聞が地域の情報をどのように伝えているかということを調べることで、メディアが作る地域イメージを読み解き、最終的にはその地域に住む人々が地域というものをどのように考えているかを明らかにしていきたい。