育児シミュレーションソフトの開発と調査 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成21年度卒業研究概要集] [平成21年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
安岡 広志 ゼミ 平成21年度卒業論文
育児シミュレーションソフトの開発と調査
佐々木 成美

近年、日本では深刻な少子化問題が進行している。2005年に過去最低の1.26にまで低下した合計特殊出生率は、2007年には1.34に上昇し、やや回復の兆しがあるものの、特殊要因が背景にある。第二次ベビーブーム後、出産率が低下の一途を辿り、高齢者と子どもの数値が逆転しているのが現状である。主な原因として女性の社会進出による晩婚・晩産化が上げられる。また、社会の情報化、人間関係の希薄化、核家族化等が少子化に拍車をかけている。この現状を受け、今後における政府の対策を論じる。

また、少子化は日本にだけで見られる問題ではない。少子化対策も国それぞれによって差異がある。代表的な育児先進国としてはスウェーデンが挙げられるが、本論では様々な国を例に挙げ比較・検討し、日本の少子化対策の問題点について検討する。

育児、妊婦用品は時代と共に変化し続けてきた。現代では多種多様な種類の育児用品が出回り、以前より育児に手間がかからなくなった。メーカーによっても、その機能は大きく異なり、創意工夫がなされている。

本論では、少子化問題を取り上げ、比較・検証をし、【育児シミュレーションソフト】の開発を挙げていく。