二次元アニメーション制作における表現技術・専門知識の実践的研究 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成21年度卒業研究概要集] [平成21年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
安岡 広志 ゼミ 平成21年度卒業論文
二次元アニメーション制作における表現技術・専門知識の実践的研究
坂巻 良尚

現代、アニメーションというのは観て楽しむだけのものではなく、技術の発展と共に、作ることとしても楽しめる時代になりつつある。しかし、環境的にはアニメーションを作りやすくなったとは言え、まだまだアニメーションを作る上での壁は多い。その一つが「アニメーションを作るために必要な技術・専門知識の欠如」ではないだろうか。

本論文はアニメーション制作全般に必要な技法、専門用語などのさまざまな知識を実践的に研究し、これからアニメーション制作を始めようと考えている人、また、現在アニメーション制作で躓いている人が、スムーズに制作を行えるようになることを最終目標として目指すものである。

まず第一章では「なぜアニメーションが動いて見えるのか?」という根本的な問題を研究していく。何事もまずは基本からである。第二章では、本論文の目玉であるさまざまなアニメーション技法、専門知識の紹介を行っていく、図と説明文を使い、アニメーションについて知識がない人でも理解がしやすい構成で紹介を行っていく。第三章では、第二章で紹介した技術、専門知識を踏まえた上で、アニメーション作品を作るという実践的研究のレポートを行っていく。やはり知識は応用してこその知識、この章を通し、読者にリアルなアニメーション制作の苦闘、楽しみが伝われば幸いである。