優れたバレーボールチームを成立させるためのコミュニケーションの重要性 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成21年度卒業研究概要集] [平成21年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
柴 理子 ゼミ 平成21年度卒業論文
優れたバレーボールチームを成立させるためのコミュニケーションの重要性
菅野 清敬

バレーボールとは、簡潔に説明すると、1チーム6人、あるいは9人でネット越しに打ち合う競技であるが、本文では6人制を取り上げている。

バレーボールは他の球技と比べて特殊で、ボールを落としてはならない、重力に逆らいながら行う競技だ。だから初心者にはとても難しい競技であり、一人ひとりの技術力が直接チームの勝敗に関わりやすい。

しかし、強いチームをつくり、その強さを維持させるには、技術力とは別に必要なものがある。それは『傑出したチームワーク』である。バレーボールの点の入り方は単純明解だが、たとえ実力が拮抗したチーム同士の対戦でも、5・6点くらい連続で入ることはそう珍しくなく、時には連続で10点以上入ることもある。その連続で得点することを『流れに乗る』というが、バレーボールは、その流れにより早く・より長く乗ることが出来たチームが勝つと言っても過言ではなく、場合によってはその流れが絶対的戦力差を覆すことさえある。しかし、どんなチームでも簡単に引き寄せられるものではない。練習や日常生活での監督やチームメイト・応援してくれる人々との良好なコミュニケーションを成立させている人間の集まるチームが引き寄せられるものなのだ。

先ずはチームスポーツというものを分析した上で、他の競技との違いも交えつつ、バレーボールにおけるコミュニケーションの重要性について述べた。