日本酒の歴史 [東京情報大学] [情報文化学科] [平成21年度卒業研究概要集] [平成21年度ゼミのリスト] [ゼミ学生一覧]
柴 理子 ゼミ 平成21年度卒業論文
日本酒の歴史
伊藤 真弥

古くからこの国で造られ飲まれ続けてきた日本酒。今も昔と変わらず原料は米と水。まず米の主成分であるデンプンを麹の作用により糖に変え、その糖をアルコールに変えたものが日本酒である。この造り方も昔と変わりはしない。呼び方は人によって異なるが日本の酒税法上では清酒、日本では一般には単に酒またはお酒、日本古語では酒々、近代では俗にポン酒などと呼ばれることもある。海外ではSAKEという愛称で親しまれている。

現在日本酒は若者のアルコール離れや、洋酒の渡来による日本酒離れの影響で消費量は年々下降している。しかし、それでもなお現在においても造られ飲まれ続けている。なぜこれほどまで日本酒は日本文化に根強く残り親しまれ続けてきたのだろうか。そして、この先日本酒文化はどのように変わっていくのだろうか。

本論文では、日本酒がどのように誕生し、どのように日本と関わり発展していったのか。また現代の日本酒の現状とその先の行方などの疑問を歴史と背景を追っていきながらこれからの日本酒の在り方を考察していく。